アメリカの生活

すこやかな時も病める時も…

スタッフブログ by Tomoko Shimo

前回のアメリカツアーでアシスタントをしてくれたSちゃんが、先日テキサス州で結婚式を挙げ、フォトアルバムを送ってきてくれました。花嫁を見て涙を拭う花婿の姿、はにかんだ笑顔を見せる花嫁、二人を囲む友人たちのとびきりの笑顔……。日本から家族や友人が駆けつけることはできない状況の中でも、二人を愛する沢山の人たちに祝福されたことを嬉しく思いました。

かつて、宣教師として日本で12年間過ごしたご夫妻がいました。

帰国後、夫は神学校の学長として多忙な日々を送っていましたが、ある時、アルツハイマー病が妻を襲ったのです。55歳という若さでした。段々と脳や肢体の能力を奪われていく妻が、フルタイムの介護を必要としていることを知った時、夫は22年間務めた大学長の要職をすっぱり辞する決断をしたのです。そしてこの決断は易しいものだったというのです。それは、「すこやかな時も病める時も、妻を愛する」という結婚式での誓いに誠実であろうとしただけだと……。

前述の若い二人の上に、神様の豊かな祝福がありますように!そして、二人が、神の前に誓い合ったことに誠実であり続けることができるように祈っています!