アメリカの生活

真に国際的な人とは

スタッフブログ by Tomoko Shimo

桜が散りはじめると、かわって美しい白やピンクの花をつけるハナミズキ……。
ワシントンのポトマック川沿いの桜は、日本からの贈り物であることはよく知られていますが、その返礼にアメリカからハナミズキが贈られたことを知る人は、少ないかもしれませんね。日本の桜のように、アメリカ国民に愛されているのがハナミズキ(dogwood)なのです。

先日、ある方の留学体験を伺う中で、深く共感したことがありました。

「留学中、自分が外国人、マイノリティ、言葉さえ自由に操れない弱い立場に置かれたことで、同じような立場に置かれている人たちを思いやることが出来るようになった」

留学を通して得たものというと、語学力や広い世界観などが思い浮かびますが、居心地の悪い、弱い立場に自分を置くことで、はじめて見えてくるもの、気づけることがあるものです。

「留学時代に受けた親切を、今度は他の人へ届けたい……」

その方はそう言って、牧師の働きの傍ら、難民支援活動にも力を注いでおられます。

海を渡り、国を超えて人々に愛される桜やハナミズキのように、国籍や違いを超えて人の心に届き感動を与えることが出来る人、それが真に国際的な人なのでしょうね。

P.S. Let’s Grow in Graceからインタビュー動画もご覧ください!